2013年9月20日金曜日

【子どもたちの心】


 

先日幼稚園の園長先生とお話をする機会がありました。

障害を持った園児さんの話になって、知的な障害(自閉症や発達障害など)を持った子どもと、そうでない子どもとのコミュニケーションのお話が印象的でした。

年中さんくらいになると、会話で抽象的な表現(「あれ」とか「それ」)が出来たり、規範的な行動(静かにしていることなど)ができるようになるそうですが、それが障害のためにできない子どもに接すると、最初はとてもびっくりして恐怖を覚えたりするそうなんです。 (そりゃ、いきなり力いっぱいひっぱたかれたり、走り回られたりしたらびっくりしますよね)

でも、時間が経ってくると自然と理解をして、相手とのコミュニケーションが出来るようになるそうです。子どもたちの柔らかな脳が、それをゆるやかに受け止めていく事を可能にしているのですね。そんな経験をした子どもたちが成長して、障害を持った人と出会った時のコミュニケーションは、とても自然にできるのではないかと思います。

子どもの時の経験から、ことさらに「差別をしてはいけない」とか、「親切にしなければならない」とか思わなくても、脳がきちんと整理されているために、当たり前に接することができるのだと思うのです。

人とのコミュニケーションの力をつけるのに、積み重ねって本当に大切ですね。

0 件のコメント:

コメントを投稿