2014年7月19日土曜日

「はい、わかりました」の罪


私たちの支援でよく課題になるのが、何かの仕事を指示した時のみなさんの反応です。

元気よく「はい!わかりました」という返事がかえってくるのですが、わかってもらえたのか、わからないのか・・・わからない。

というのは、指示をした時に「わかりましたか?」という問いかけだけでは、指示が理解できていなくても、まるで条件反射のように「はい、わかりました」という返事が返ってくる事が多いのですね。

でも指示していない行動をしてしまう。

指摘をすると、黙ってしまう。ブツブツ言う。逃げてしまう。

「ぼくのせいじゃありません」という強兵も。

決してその仕事が出来ないわけではないのに。何度もやった事のある仕事なのに・・・

 

どうしてなんだろう。

 

職員間で何度も話をしていますが、そう言わないと怒られると思うのかな、という意見や、そう言っておけば大丈夫、と繰り返してきてしまったのかな、と色々ですが、どちらにしても理解していないのに行動すれば、ちぐはぐな動きになってしまい、仕事にならない事は明らかです。

アスタでは仕事上の指示は、相手が理解してくれたのか、職員が確認しながらする事が多いです。(指示をしてから皆さんに改めて指示を繰り返して言ってもらうなど)

しかし、今までこれでやって来たものを、改めてきちんと指示を確認しながらやってくださいと言っても、なかなか身についてしまったものを改めていくことは、ご本人にとってとても難しいようです。

 

「わかりません、もう一度」と言う事がこんなに難しいものだったかと、改めて思わされました。

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