2015年2月20日金曜日

支援のこと


アスタ荏田に通っているみなさんは、アスタ荏田に来る以外にも地域活動ホームや、後見的支援機関に行って、支援を受けている方がいます。それは、今は特に何もなくても、将来ご本人にとって大変な事が起きた時(ご家族の病気や事情で一緒に暮らす事が出来なくなるなど)に、あわてないように準備をしておくためでもあるのです。具体的には、日頃から地域の他の支援機関に、ご自分の状況を知ってもらう事や、地域活動ホームでの一時利用などをして、顔見知りになっておくなど、決して改まったものではなく、気分転換や、世間話をしに行くような感覚で行っているそうです。

これは全ての利用者さんに共通して必要な準備であり、ご家族と共に考えて行かなければならない課題でもあるのですね。

明日の予定を立てるのと同じように、10年後の自分の予定を想像する事。障害を持っているとか、いないとかは関係なく、私たちみんなに必要な課題です。

とはいえ、まだ起きてもいない事を想像するのがいかに難しい事か・・・

もしかしたら、明日一人になってしまうかもしれない

もしかしたら、明日から知らないところで暮らさなくてはいけないかもしれない

もしかしたら・・・

誰にでも起き得る事なのだけど、想像する事と、現実に起きた時の衝撃はあまりにも違いすぎます。

少しでも早く立ち直れるように。

少しでも早く自分の生活に戻れるように

そのための準備は若い方でも早すぎる事はありません。

アスタ荏田に実習に来る方や、通って来る方々には、ご自分の住んでいる地域の活動ホームや支援機関を知って頂いて、まずは一度、見学に行っておく事をお勧めしています。

2015年2月4日水曜日

予定をたてる


 
アスタ荏田の皆さんの中には、一日の予定が多いと混乱してしまう方がいます。

障害特性だけではなく、経験の少なさから予定を立てる事が苦手な方もいるのですね。

1、アスタに来る

2、家に帰る

この2つは何も考えずにできますが、

1、アスタに来る

2、帰りに病院に寄る

3、家に帰る

が出来ない。

 

場所が解らないのではなく、スケジュールを組む事が苦手なのです

遅れてはいけないと1時間で着く所へ2時間以上も前に出発して寒い中待っていたり、

全てを人に任せて、自分は連れて行ってもらうだけだったり。という事が多い。

 

病院に行くために何時にアスタを出たら良いのか

何時のバスに乗れば予約した時間に病院に行けるのか

そういった事を少しずつ自分で考えて、やって行く事で、一日の予定を立てる事が出来るようになっていきます。

何事もチャレンジと練習です